医師に人気の診療科とその理由

数多ある診療科目の中にも、医師が積極的に携わりたいと考える人気の診療科と、決して人気とは言えない分野とが存在しています。
その中間に位置する診療科もあるわけですが、とりわけ医師に人気となっている診療科はどのような分野なのでしょうか。
転職はもちろん、転科を意識し始めている医師にとっても気になるポイントとなるのかもしれません。

最も人気の高いのは、内科です。
これは医師を目指す学生にも人気であり、すでに医師として働いている人にとっても人気の分野。
実際に内科医が最も多い割合を占めていますし、例えば医師の求人を探してみても、内科ほど多くの募集案件のある診療科目は他にはないでしょう。
総合診療科も比較的人気の高い分野です。

外科や救急科なども人気の診療科ですが、これはおそらくドラマなどで取り上げられる機会が多いからだと推測されます。
憧れる人が多いため、医師になった後もこの道を極めたいと考える人が多いままなのではないでしょうか。

小児科や総合診療科も人気がありますし、産婦人科や将来的な独立も視野に入れ眼科や皮膚科なども目指す医学生や選択する医師が比較的多いと言われています。
眼科や皮膚科に加えて精神科なども人気が高い分野なのですが、これらは独立しやすいだけではなく転科することが可能で、また、患者から訴えられて訴訟になる可能性が低いことからも人気が上がってきているようです。

  人気と需要と待遇との関係性

人気の診療科を少し挙げてみましたが、これらを需要という観点から見たときにはどのような関係性があるのでしょうか。

今後確実に需要が伸びる診療科目は、内科や総合診療科、精神科や外科・整形外科などがあります。
高齢者が増えることでニーズが高まると予想されているわけですが、これはまさに人気となっている分野と重なる部分があることがわかるはず。

これらの分野は医師の求人も増加傾向にありますから、やはり人気の診療科と社会的なニーズというのは一定の関係性があることが確認できます。

人気の分野と待遇との関係性はどうでしょうか。
待遇がよければ人気となって当たり前、そのように考える人もいるはずです。
診療科目ごとの給与額を見たとき、内科や整形外科、精神科や泌尿器科などが比較的多くの収入を得る分野となっています。

外科や消化器科、産婦人科や脳神経外科なども待遇的には恵まれていますが、ここだけを見れば、重なる部分はあるものの、しかし、必ずしも人気と関係性が強いようには感じられません。
医師の求人チェック時には、人気の分野を選ぶのか、それとも需要に着目するのか、あるいは待遇を優先するのか、このあたりの判断は慎重に行う必要が出てくるでしょう。

どれかを犠牲にするという言い方は極端なものの、人気やニーズの高さ、あるいは良い条件となっている理由も探りながら求人チェックと転職・転科先の選択を行うことが求められそうです。